2012.10.13 ど~んと利賀の山祭り

私たちは、10月13、14日に利賀村を訪れました。東京からの牛島ゼミメンバーはたけひこ、あいか、やましょーさん、私中嶋、利賀ゼミメンバーは、やましょーさん弟、さとぅーとで、利賀村についてからもっちーとさえきさん、ぴささんと合流しました。

今回の目的は山祭り!山祭りのメインは何と言っても伝統行事「石かち」の再現!!山祭りでは利賀村に古くからに伝わる、伝統的な合掌家屋の土台作りの技である「石かち」を再現します。威勢のいい「石かち音頭」が歌われる中、観光客も加わって重さ800kgの撞木を引き上げ、大きな石の上に打ち付けると、会場内には重厚かつ勇壮な音が響き渡ります。実際に私たちも体験しましたが、これは思ったよりもパワーのいるものであり、都会で身体を使わない私たちのパワーは利賀村のじっちゃん達よりも非力なものでした。

それ以外にも、地域の豊富な資源を活用した造形作品(オブジェ)が会場内で展示されたり、民謡が歌われたり、利賀村名産品(e.g.そば、岩魚、ごへいもち、山菜、キノコ汁)や、とれたての農林産物(赤かぶ、かぼちゃ、キノコ等)が販売されたりのイベント盛り沢山の行事が山祭りです。

一日のスケジュールとしては、

13日(土)

1000 開場
10
30 オープニングセレモニー
11
00 石かち行事(上利賀振興会)
11
30 詩吟(利賀光風会)
12
30 吹奏楽演奏(砺波地区社会人バンドネットワーク)
13
00 もちつき(商工会利賀事務所)
13
30 石かち行事(上利賀振興会)
14
30 民謡(松恵美民謡会)
15
00 よさこい(はなぐみ)
15
30 石かち行事(上利賀振興会)
16
00 閉場

 

こんな感じになります。

私たちは2、3人のグループに別れ、それぞれ違うブースの販売をお手伝いしました。岩魚を焼くグループ、濁酒販売、山菜販売等色々です。ブースはとても賑わいを見せており、たけひこと私が担当した、中西さんの濁酒(まごたりん)販売のブースは午前中で全て売り切れてしまいました。結果、早々にやることがなくなりました笑

そこで、会場内に設置された特設ステージでのパフォーマンスを見ていました。ステージでは、普段お世話になっている村の方々の思わぬ美声を拝聴したり、小学1年生位の女の子が踊り、歌を披露していたりとても楽しめる内容でした。山祭りのお手伝いを一日させていただいた後の夜は、宿泊施設で利賀村について考えるパネルディスカッションが行われました。

テーマは【標高600メートルの可能性】。

限界集落である利賀村のリアルを当事者の方からお聞き出来た貴重なお時間でした。その後は会場を移し、宴会が行われました。その場には利賀村に現在住まわれている方々だけではなく、在住が関東や関西の利賀村出身の方が一同に会しており、その数は数百人にも及ぶとても規模の大きいものでした。乾杯の後は、ステージで民謡や歌が演奏される中、各々のテーブルでそれぞれ話に花を咲かせていました。私たちは、無くなったビールやお酒を注ぎにいきながら、昔の利賀村の話・されていたお仕事の話・ご家族の話等普段聞けないとても貴重なお話を聞かせていただきました。

その会の後は瞑想の里に場所を移し二次会、私と秋鹿は別の場所で行われていた三次会に参加し、ひたすら酒をかっくらっていました。その後はくぼたけさんのご自宅に泊まらせていただき、日本経済についてや限界集落についての熱い議論を展開して眠りにつきました。

2日目はたけひこ・あいか・私だけ別行動で、夏合宿で畑作りからした作物の雑草抜きに行きました。予想外に育っている光景等を見ると、自分が一から携わった作物が収穫まで出来そうであり、期待に胸が膨らみました。


今回の訪問でも、折々で利賀村の方々の優しさに触れる機会がありました。現在はマイプロジェクトで各々の利賀村と関わりを持っていますが、これからも利賀村に何が出来るか、自分が何をしたいのかを、先を見据えて模索していきたいです。

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